Lear’s Book of Nonsense by Edward Lear

edward learLear ‘s Book of Nonsense by Edward Lear 、英国 19世紀

日本の短歌、俳句、川柳は字数の制限を設けて、限られた言葉の中に情感を込める。様式は違うが、英語には limerick と呼ばれる短い詩のような表現方法がある。

韻を踏んだ、ユーモラス(ナンセンス)な文なのだが、19世紀の詩人・画家のLear が広めたlimerick はこんな感じだ。

There was an Old Man of the Nile, who sharpened his nails with a file

Till he cut his thumbs, and said calmly, “This comes

Of sharpening one’s nails with a file!’

「昔、ある所におじいさんが」と始まり、Nile, nails, fileと韻を踏ませて、遊んでいるのだが、次のラインは

thumb, calmly, comes と並べるために、親指を落とすまでヤスリで爪を磨いた、と気持ちの悪いことを言っている。ナンセンスな詩が集めれらている。

絵も甘くない。その下のページのlimerick も、「おじいさんを潰しちゃった」と書いている。この時代の子供の本には死が無感情に現われるが、今より死がずっと近くに感じられた厳しい時代でもあったのだろう。