ASA 我が街かわら版 「ひらめが見たテキサス(2)」

普通の暮らし

「テキサスの事を伝えてください」と言われて「いいですよ」と二つ返事で引き受けて、さて、始めようと思ったら、テキサス観光局のスタッフか海外特派員にでもなったつもりの自分がいた。日本では体験できない事、素敵な場所を探り当ててお伝えしようと力んでいた。ところが、簡単には見つからず、道に迷ったようにテーマの堂々巡りをしていた。

2015-03-21 10.40.02
PCのスクリーンから目を離すと、リスが2,3匹、ベランダのレールに立ってこちらを覗いている。そうだ、特別なモノを探す必要はない、毎日の普通の暮らしから見えるテキサスでいいのだ、と思い立ち、それをお伝えすることに決めた。

今はアパート暮らしだが、1990年にオースティンに引っ越して、すぐに家を買った。不動産屋さんが子供たちの学校の事を考慮しながら幾つかの家を見せてくれた。土地感覚がないので決め手がない。結局、北西部で見せられた家を買ったが、当時オースティンで唯一の高級食料品店に近く、裏に谷川が流れていると理由で選んだ。夫の通勤も楽そうだったし。それ以来ずっと、この地域に住んでいる。

その高級食料品店Simon Davidはその後、Randallsという別のスーパーに買収され、次にSaksというデパートに変わった。そして最近、その場所がカリフォルニアから進出してきたTrader Joe’sという人気食料品店にと一巡した。近くには地元のオーガニック食料品店のWhole Foodsやアジアマーケット、それに、日本でも人気のCostcoなどもあって、便利この上ない。食べる事ばっかり、と言われそうだけれど。

「テキサスの大都市に引っ越す時、どこに住んだら良いか」と訊かれると、Whole Foods, Central Market, Trader Joe’sの位置をインターネットで検索して土地の状況を把握してはどうか、と答えている。これらの食料品店は、住人の可処分所得と職業、年齢、それに安全性を絞り込んで進出場所を決めるので、店がある地域には比較的若い専門職が集まり、公立の学校も優秀なケースが多い。図書館もある筈。Whole FoodsとTrader Joe’sは他の州にも進出しているので、同じように目安として使えるのではないだろうか。